屋外で使う結束バンドは高い耐候性が必要

結束バンドは電源ケーブルなどを縛るのに便利な製品であり、電気の配線が必要な場所では必ずといっていいほど使われています。

住宅の床下や天井裏をはじめとして、オフィスビルや商業施設の中など、複数のケーブルが走っている場所ではそれらのケーブルがバラバラになってしまわないよう、結束バンドで束ねられている姿をよく見かけます。室内だけでなく、屋外でも結束バンドは使われます。住宅やビル等の外壁をつたって電源を引き込む場合はもとより、電飾や街路灯など、もっぱら屋外で利用される電気設備を取り付ける際も、ケーブルが空中に垂れ下がったり地面を這い回ったりしないよう、しっかりと結束しておくために用いられます。

一般的な結束バンドは石油由来の樹脂を素材としていますが、室内用と屋外用では使われる素材が異なるのが普通です。というのも、屋外用には耐候性が求められるからです。耐候性とは、その名の通り光や風、雨などの気候に対する耐久性のことをいいます。直射日光による紫外線の刺激、降雨による水気、あるいは年間を通じての温度変化など、屋外の環境には樹脂製品を劣化させやすいさまざまな条件がそろっています。

そのため、特に耐候性の高い製品が必要となります。室内用の結束バンドには、主にポリプロピレンやPEEKなどの樹脂が使われています。これに対して屋外用の素材は、熱に強いナイロン66などが主な素材となります。さらに、遮光効果のあるカーボンを樹脂に混ぜた素材なども使われています。
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