配線ダクトのUL工法の概要について
一般家庭でも配線ダクトを設けているところが増えました。
今では家電は我々の生活の基盤を支える重要な機器となっており、1つでも欠けると日常生活に大きな支障をきたすものばかりです。その数は10数個にものぼりますが、必要度合いが高いものほど常時コンセントに電源ケーブルを接続したままとなります。何本もの電源ケーブルをコンセントに差し込んだ状態だと床にケーブルが散乱した状態で見栄えが悪く、足を引っ掛けて転倒する恐れもあり綺麗に片付けるのが望ましいです。ケーブルをスッキリと片付けるための設備が配線ダクトですが、この設備も多種多様な形状と施工法で取り付けがなされます。
その中の一つが「UL工法」というもので、アップラインタイプの配線ダクトです。UL工法というものは天井からワイヤーで配線ダクトを吊る工法のことを指し、主に一般家庭や飲食店で採用されているダクトです。この工法の場合、各家電を設置する場所にダクトを備えることができるので、家電を自由に移動させられるという良さがあります。
「UL工法」は外付けタイプの配線ダクトとなっており、電気工事専門会社に依頼をして取り付けてもらう必要があります。施工費用の相場は約2万~3万円前後となり、天井に専用レールを敷設することでさらに自由な移動範囲を広めることも可能です。天井の色に合わせたダクトを取り付けることも可能で、電気コードを一つにまとめるのはもちろんのこと、ケーブルを見えないようにして室内の景観を良くすることもできます。